ファットバイクのコース完成 幕別・忠類
【幕別】17、18日に雪上でも走行可能な自転車「ファットバイク」を使った大会を初開催する実行委員会(中村光裕実行委員長)は、会場となる忠類ナウマン温泉ホテルアルコ236(町忠類白銀町)の特設会場内に手作り雪上コースを完成させた。実行委は「仕上がりは上々。初の試みなのでぜひ観覧して」と呼び掛けている。
大会は、アルコ236カップ「第1回全日本ファットバイク雪上マッチレース2015」。実行委はアルコを運営する忠類振興公社と東北海道自転車競技連盟などで構成。自転車振興と冬のにぎわい創出を兼ね企画した。
コースは、ホテル前の敷地1000平方メートルに造成。坂や傾斜バンク、S字クランクなどを設置した。コース幅はショベルのタイヤ幅程度で、一周すると200メートル、ファットバイクで回ると1分程度という。実行委メンバー延べ15人ほどが、11日から周辺の雪を重機で運び入れ、3日ほどかけ整地した。
ファットバイクは通常のマウンテンバイクよりタイヤ幅が太く、雪道などでも走れる自転車で、日本での普及はこれからという。中村実行委員長は「他にあまり例がないだけに、関係者で設計図を作り、手探りながらも造成した自信作。ある程度経験がある人も楽しめるレベルの高いコースになった」と強調する。
大会は2本立てで開催。17日午後3時からタイムトライアル(開会式同2時45分から)、2人で競うマッチレースが18日午前9時から(開式同8時45分から)。実行委では2日間とも来場者を募っており、「大会の合間、希望すれば、ファットバイクの試乗も別の練習コースで可能」(中村実行委員長)とアピールしている。
同ホテルでは大会終了後もファットバイク体験コースとして活用していく考え。問い合わせは同ホテル(01558・8・3111)へ。(佐藤いづみ)
◆アルコ236カップ「第1回全日本ファットバイク雪上マッチレース2015」について
・イベントポスター(PDF)-ナウマン温泉ホテル「アルコ236」公式ホームページ