ラブジョイ彗星、銀河の森天文台が撮影 陸別
【陸別】オーストラリアの天文家によって発見された「ラブジョイ彗星(すいせい)」のうち、昨年夏に確認された最新の彗星を、りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台(上出洋介館長)が撮影した。
ラブジョイ彗星は5個の彗星群から成り、2007年に最初の彗星が発見された。13年9月までに4個、昨年8月17日に5個目が確認されている。
今回、同天文台が撮影したのはこの5個目の彗星で、9日夜に撮った。彗星は今月上旬にかけて地球に近づき、この後、30日に太陽に最も近づく「近日点」を迎える。
現在は南方の空のおうし座の下、オリオン座の右隣で青緑色の光を放ち、うっすらと輝いている。同天文台によると、尾は細いため肉眼では見えないが、双眼鏡を使えば、彗星中心部の「コマ」と呼ばれる部分が見えるという。(鈴木裕之)
◆銀河の森天文台について
・銀河の森天文台ホームページ