芸術高生が学習成果披露で町民と交流 清水
【清水】北海道芸術高校(広域通信制、本校・町熊牛、佐藤徳崇校長、生徒1183人)の地域への感謝イベント「ありがとう清水町まつり」が29日、同校で開かれた。同校は学校法人化に伴い本校を新年度に後志管内仁木町へ移転するため、最後の開催となった。生徒たちは来場者の似顔絵を描いたり、ハンドマッサージを施し、格別の思い出で地域住民と交流を深めた。
このイベントは、同校の取り組みを地域の人たちに理解してもらおうと毎年実施してきた。
まつりでは、現在、スクーリングで本校を訪れている札幌サテライトキャンパス(福谷美佐子キャンパス長)の生徒130人がそれぞれの学習成果を披露。「マンガ・イラストコース」では、似顔絵コーナーを設け、希望する来場者の似顔絵を描いた。自分の顔を描いてもらった乾真心(まこ)さん(清水小4年)は「すごく似ていてうれしい」と笑顔を見せた。
「声優コース」はマンガ・イラストコースとのコラボレーションによる生アフレコや劇を披露。「ファッション・ビューティーコース」「美容師コース」はネイルのポリッシュ、ハンドマッサージ、ヘアメーク体験で来場者をもてなした。
「ミュージックコース」と「ダンスコース」はそれぞれステージ発表を行い、「総合進学コース」は発泡スチロールを使った表札作りやスライム作り体験を実施し、町民と触れ合った。
美容師コースの西村祐紀乃さん(3年)は「清水でのスクーリングは集中して中身の濃い勉強ができていた。自然にも恵まれ、清水を離れるのは寂しい」と話した。(大野篤志)
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