安倍晋三首相が来勝、中川氏を応援
安倍晋三首相(自民党総裁)は27日午前、衆院選(12月2日公示、同14日投開票)の道11選挙区に出馬する自民前職中川郁子氏の応援で十勝管内を訪れた。帯広市内のJR帯広駅北口広場で街頭演説を行い、現政権が進める地方創生や経済対策の主張を訴えた。
東京から空路帯広入りした安倍首相は、日本甜菜製糖芽室製糖所を見学後、午前11時過ぎに同駅前に到着。中川氏の農水相政務官抜てきについて「誰よりも農家を訪ね、あぜ道を歩き、農家のために力を出してくれると確信した」と理由を述べた。
地方創生や強い農業作り、中小企業支援策や燃油対策などを強調。「選挙で問われているのは私たちの経済、外交、安全保障、教育の道を進めるかどうか」と支持を訴えた。十勝について「外国の旅行客に大変人気だ。十勝千年の森できれいな花を見て、池田町のワインを飲んで、十勝川温泉につかる。これらを活用して北海道をもっと元気にしたい」と話した。
中川氏は「景気回復は皆さんの願い。必ずやり遂げたい」と述べ、安倍首相が自らの盟友で中川氏の夫故昭一氏とのエピソードを語ると、涙を浮かべる場面もあった。(衆院選取材班)