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「ちゅうるい鍋」セット商品化 幕別・エルパソ

「コクがありどろぶたとの相性もばっちり」と新商品を売り込む平林社長

 【幕別】町忠類で「どろぶた」ブランドの放牧豚牧場を運営しているエルパソ(幕別町忠類、平林英明社長)は、牛乳で溶いたみそベースのつゆで、町特産のユリ根やどろぶた肉などを煮込む「ちゅうるい鍋」セットを商品化した。帯広から忠類に牧場を移し2年目の平林社長は「忠類へ感謝の気持ちでいっぱい。地域活性化の起爆剤になれば」と話している。  同セットは赤みそなど数種類のみそや各種スパイスを配合したオリジナルたれ(100グラム)と、加熱処理し真空パックに詰めたユリ根やゴボウ、ニンジンなど根菜類中心に野菜7種、アルミ製の使い捨て鍋がついている。

 牛乳400cc(付属外)とたれを鍋に溶いて火にかけ沸騰させた後、弱火で野菜を数分煮込み、最後に肉を入れ火を通す。「10分以内に仕上がる」(平林社長)という。

 昨年から平林社長が自身が運営する加工品販売などを担うマノス(帯広)に依頼し開発を進め、7月に町忠類地域の料理人を招き試作品を提案。その際は時間が経つと牛乳が分離してしまうのが課題だった。

 今商品では、野菜を根菜類にし牛乳以外の水分を極力省くなどして改良を加え、「分離しない自信作となった」(同)という。1人前700円(税別)。まずは関連するランチョ・エルパソ(帯広)で販売を開始した。冬期限定だが、状況を見て延長も考える。

 来年3月中にも帯広広尾自動車道が延長され、忠類インターチェンジ(IC、仮称)が新設されることから「忠類地域に人を呼び込みたい」と思ったのが開発のきっかけ。昨年には陶人形作家山中恭子さん(帯広)に依頼した「愛の村人ちゅー類人ストラップ」も製作・販売するほか、今月にはXマスやパーティー向けにどろぶたの肉で作った「ナウマンハクセン」(1キログラム2592円)など「忠類」にこだわった商品を相次ぎ発売した。

 平林社長は「忠類を盛り上げるためには継続した取り組みが必要。鍋なども土産用として忠類地域で売り出したい」と話している。商品に関する問い合わせはマノス(0155・34・3493)へ。(佐藤いづみ)


◆ランチョ・エルパソについて
ランチョ・エルパソ-公式ホームページ

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