本別ラグビー再興を、高校OBが集結 交流試合に参戦
【本別】かつて隆盛を誇った本別のラグビーを復活させようと、本別高校ラグビー部OB有志がチームを組み、31日午前11時から町太陽の丘ラグビー場でゲームを行う。初開催の本別ラグビー祭(十勝クラシックラガー主催)に参加するもので、同OBチーム代表の安久津隆弘さん(39)=1994年卒、本別消防署=は「本別のラグビーを盛り上げるきっかけにしたい」と張り切っている。
本別では2000年代初頭までは、同高ラグビー部が活発に活動。93年には全道大会(北北海道大会)で3位に入賞するなど、十勝では帯広工業高校とともに強豪校として名をはせた。
しかし、多い年には20人以上いた部員も年々減少し、09年度末に廃部となった。同部OBらによる社会人チーム「本別ラガー」も活動していたが、数年前に事実上解散した。
町内には太陽の丘と栄町にポール付きの試合可能なラグビー場があるが、最近は使用機会がなかった。
ラクビー祭は、施設の有功利用と道東のラガーマンの交流を図ろうと開催。主催の社会人チーム「十勝クラシックラガー」(AB2チーム)の他、帯広畜産大学、酪農学園大学の各ラクビー部、北見の社会人チーム「オホーツクブルー」、「オホーツク不惑」が参加して交流試合を行う。
十勝クラシックラガーに所属する安久津さんが同部OBに声を掛けたところ、町内外の20、30代を中心に43歳までの約20人が趣旨に賛同。当日は「本別高校ラグビー部OBチーム」として前半25分のみ酪農学園大学と戦う。試合後はラグビー場横で、焼き肉での懇親会も予定している。
安久津代表は「先輩後輩と一緒にプレーするのは楽しみ。来年以降も継続して開催し、本別のラグビーを再興したい」と話している。(鈴木裕之)