高木菜那さん、ソチ五輪記念で植樹 幕別
【幕別】スピードスケートの団体追い抜きなどでソチ五輪(ロシア)に出場し、町民栄誉賞も受賞した町出身の高木菜那さん(21)=日本電産サンキョー-帯広南商業高卒=は30日、スマイルパーク(町千住179)内で五輪初出場記念の植樹を行った。
ソチ五輪の町出身選手を応援する会(柿崎俊男会長)が初出場記念に行っている。この日は実行委のメンバーや父愛徳さんと母美佐子さんら20人余りが見守る中、菜那さんは岡田和夫町長や古川稔町議会議長、小尾一彦教育委員長代理と、2メートル余りある「コロラドトウヒ」(マツ科)に土をかぶせた。
岡田町長は「ぜひ4年後は妹美帆さんと一緒に五輪に出場してほしい」と激励。菜那さんは「1年1年を大切に、目標を持って過ごしたい。この木のように大きな根を張って、人として一緒に成長していきたい」と述べた。5月中旬から山梨県でサンキョーの合宿が控えており、「今年は1500メートルで1分57秒台を出すため、今からしっかり体づくりをしていきたい」と話した。
記念植樹は2008年の北京五輪に初出場した福島千里、山本幸平両選手が行ったのが最初。10年には菜那さんの妹美帆さんも初出場で植樹している。(佐藤いづみ)