GW、活気の十勝晴れ 動物園も開幕
待ちに待った春の大型連休・ゴールデンウイーク(GW)が26日スタートした。十勝地方は雲ひとつない晴天が広がり、絶好の行楽日和に。管内の正午までの気温は足寄の25・8を最高に、帯広でも7月下旬並み25・7度まで上昇するなど、各地の観光地、行楽スポットは、家族連れや旅行客でにぎわった。おびひろ動物園(帯広市緑ケ丘2、高橋利夫園長)も夏季開園し、子供たちが動物たちとの触れ合いを楽しんだ。
同園正門では、午前9時の開園を前に約300人が集まり、開園セレモニーが行われた。米沢則寿市長が「51年目の新たな一歩を踏み出した動物園の応援団として今年も楽しんで」とあいさつ。米沢市長、八鍬祐子教育長、市内のつくし幼稚園の細川希果(ののは)ちゃん(5)、渡邊孔竜(しりゅう)ちゃん(5)ら7人でテープカットした。
開園を告げるアナウンスとともに、子供たちはお目当ての動物や遊具を目指して園内へ。ミニチュアホースやヤギ、モルモットなどが出迎え、「かわいいね」となでて、写真を撮った。21日に釧路市動物園からやって来たばかりのライオン「ヤマト」(雄、9カ月)が人気で、多くの来園者が獣舎を囲んだ。
家族4人で訪れた久保田栞菜さん(帯広若葉小2年)、楓花さん(同1年)の姉妹は「毎年開園日に来ている。ヤマトを見るのが楽しみ」と笑顔を見せた。同園は11月3日まで毎日開園。飼育スタッフが展示動物を解説するスポットガイドも随時行い、来園者に楽しんでもらう。
(原山知寿子)