GW混雑は5月3日 前半は飛び石で行楽鈍い
ゴールデンウイーク期間中の各交通機関の予約状況は、5月3日に混み合うケースが目立つ。今年は前半の連休が飛び石のため行楽客の動きが鈍い一方、4連休の初日となる5月3日に移動することが予測されている。
ネクスコ東日本北海道支社によると、5月3日が渋滞のピークになると予測。道東自動車道の十勝清水インターチェンジ(IC)-トマムIC間の広内トンネル付近札幌方向で3日午前8時~同11時、占冠IC-むかわ穂別IC間の穂別トンネル付近札幌方向で同日午前9時~同11時に、それぞれ5キロ程度の渋滞を予測している。道支社は「札幌に向かう利用客が多いことや、長い上り坂とトンネル前にブレーキをかける車が多いため、渋滞が起きやすい」とみる。
道内の高速道路で最長の渋滞予測は、道央道の北広島IC-恵庭IC間の輪厚パーキングエリア付近の千歳方向で3日午前7時~午後2時で15キロ程度。
JR北海道によると16日現在で、予約のピークは5月3日。札幌-釧路・帯広間では札幌に向かう特急で一部の列車がほぼ満席となっている。ただ、同社が集計した4月25日~5月6日の12日間の予約率は、釧路・帯広方面が18・7%と前年同期の予約率を3・9ポイント下回っている。
全道でも予約率が29・5%と同3・3ポイント低い。同社は「4月下旬の休日の配列が悪いことや、列車の減速減便の影響があるのではないか」とする。札幌-釧路間の「スーパーおおぞら」は1往復の減便を実施中。
都市間バスの札幌-帯広間は、上下便ともに4月26日午前は満席の便が目立ち、5月2日夕、3日午前が混雑、6日は一部の便を除き混み合っている。共同運行している十勝バスは「予約状況に応じて増便体制を組んで可能な限り対応したい」とする。
とかち帯広空港-羽田空港間では、日本航空(JAL)は帯広発が5月2、3、5、6日に、東京発は4月26、27日、5月2、3、5、6日に満席に近い便が目立つ。エア・ドゥは、帯広発で6日が1便が満席、東京発は3、6日で各1便が満席。
(関坂典生、土屋航)