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ジオパークの活動拠点開設 鹿追

「とかち鹿追ジオパーク会館」として運用開始した北瓜幕の施設

 【鹿追】とかち鹿追ジオパークの活動拠点となる「ジオパーク会館」が、今月から町北瓜幕の旧西原環境テクノロジー施設内に開設された。ジオパーク推進協議会事務局の町ジオパーク推進室職員が常駐している。15日は推進協の総会が同会館で開かれ、ジオガイドの養成講座を開くことなどを決めた。

 市街地から然別湖方面に向かう幹線沿いにある同施設は、企業の撤退により、2008年に町が土地と建物を取得。昨年12月に日本ジオパーク認定を受けて今年度から本格始動する「とかち鹿追ジオパーク」で、事務局機能や研修、展示、情報発信などを行う拠点として活用する。

 事務所には広い会議室があり、各種打ち合わせや研修会などが可能。住居として使用されていた2階部分では、「大学生や研究者などの宿泊滞在も受け入れられる」(推進室)としている。別棟の宿泊棟も今後内部を整備して利用できるようにする予定。

 施設がお披露目された15日の総会には委員ら20人が出席。今年度はボランティアガイド養成を目的に講座を開くことを決めた。8月から地質や自然環境、風土、歴史などを学ぶ計4回の講座を同会館などで開くほか、一般向けに開催するジオツアー(6、10、1月開催)も講座を補完するものとする。受講者には証明書を発行する。

 このほか年4回開催予定の子供向けジオツアー「しかりべつ湖探検隊!」は、町外の子供たちにも参加を呼びかける。町内の企業や商店、各種団体などの関係者を対象としたツアーも5月13、14日に計画。道の駅などへの案内看板設置、モデルコースの整備、ジオ関連商品・メニューの開発などにも取り組む。

 推進室の舟越洋二室長は「拠点施設には今後展示物などを整備していく。将来的にはガイドの活動拠点にもなればいい」と語った。
(古川雄介)

 


◆とかち鹿追ジオパークについて
ジオサイトやモデルコースなど鹿追の新たな魅力を発信およびイベント情報など-とかち鹿追ジオパーク推進協議会公式ホームページ

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