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春感じる乾麺「さくら麺」 幕別「小田壱」

ピンク色と桜葉の香りが春らしさを感じさせるさくら麺の乾燥風景(金野和彦撮影)

 【幕別】乾麺製造などを手掛ける「小田壱」(町札内中央町341、小田良一社長)の工場内で、ピンク色の乾麺「さくら麺」の製造が盛んに行われている。場内には桜の葉の香りが広がり、乾燥する行程はまるでピンクのカーテン。十勝の桜の開花はまだ先だが、工場内は一足早い春の訪れを感じさせている。

 2010年に帯広物産協会の依頼で帯広の姉妹都市・静岡県松崎町特産の桜葉を使った同品を開発、商品化した。使用する小麦は全て道産にこだわる。

 年間2000束(1束200グラム)ほどを製造。特に桜の季節を感じさせる3~5月は、卒・入学祝いなどで需要が高まり、全体の4割強を作る。製造は通常3カ月に1回ペースだが、この時期は毎月行うという。

 他の定番乾麺に比べ1回の製造量が少ないため、合間を見ながら、専用ミキサーで桜葉の粉末なども一緒に混ぜ、湿度と温度を管理しながら、じっくり9時間ほどかけ乾燥し、裁断・袋詰めする。小田琢一専務は「桜葉の香りが春を感じさせる品。お汁粉風に食べたり、酢じょうゆをつけてもおいしい」とPRする。1袋220円(税別)。問い合わせは同社(0155・56・2020)へ。
(佐藤いづみ)

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