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「長老の知恵まちづくりに生かす」 長寿の町で寺山町長

「音更の“食”を活用して健康寿命を延ばす取り組みを進めたい」と語る寺山町長

 「長寿の町」との位置付けが高まっている音更町では、寺山憲二町長が最近、公式の場で「健康寿命を延ばすよう取り組みたい」とあいさつする場面が増えている。町長室を訪ねて、寺山町長の思いを聞いた。
(聞き手・伊藤亮太、写真・井上朋一)

 -なぜ健康寿命を伸ばそうという意識を強めたか。
 以前から健康寿命を延ばすための取り組みは実施している。ただ2010年時点の平均寿命で、音更の男性が全道一と分かり、改めて健康寿命を延ばす必要性を再認識している。それは“長老”は物事を分かっているから。生活の知恵を持っており、それをまちづくりに生かすことが必要だ。

 -町として健康寿命の延長に向けて取り組むことは。
 例えば、がんなど検診の受診向上、介護や生活習慣病の予防などは既に実施しており、今後も、進めていく。加えて、あくまでもアイデアだが町内の“食”資源を活用しない手はない。

 食は健康そのものに直結する。町内では多くの農産物が生産されており、「音更大袖振大豆」はイソフラボンが多く、ニンジンやブロッコリーも健康につながるだろう。

 -今後の抱負を。
 少子高齢化で音更でも将来は人口が減る。それでも社会インフラの維持は必要で、担い手が不足すれば町民生活にも影響が及ぶ。そもそも健康で寿命を全うできる幸せは万人に共通する願い。ただ、まちづくりの観点からも健康寿命を延ばすことは必要不可欠だ。

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