市民雪像づくり始まる 動物やアニメなど多彩 おびひろ氷まつり
31日に開幕を迎える「第51回おびひろ氷まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)の会場となる帯広市緑ケ丘公園で25日午前、市民氷雪像コンクールの製作が始まった。柔らかな陽光の下、参加者は工具を手に動物やアニメキャラクターなどをモチーフにした雪像づくりに精を出している。
同コンクールは同推進委員会主催、十勝毎日新聞社共催。審査対象のコンクール部門に10団体、対象外の一般部門に5団体の計15団体が参加し、このうち帯広農業高校酪農科学科1年生40人が初めて出場する。
この日は午前10時に開会式が行われ、各団体は雪像づくりをスタート。市内の八千代牧場から運ばれた1・8メートル四方の雪のブロックにインクで輪郭を描き、チェーンソーやスコップなどで削って作業を進めた。製作期間は29日までで、審査は30日。2月1日正午に会場内で表彰式を行う。
初出場の帯農高は、同校をモデルにした人気漫画「銀の匙(さじ) Silver Spoon」に登場する犬の「副ぶちょー」と校長先生を製作。初日は同科主任の織井恒教諭ら6人が参加し、生徒の那須裕次君(16)は「恥ずかしくない雪像に仕上がるよう、みんなと協力して頑張りたい」と手を動かしていた。(小縣大輝)