今年初の飛行訓練 陸自第5旅団
陸上自衛隊第5旅団(深津孔旅団長)の第5飛行隊(加藤憲司隊長)が8日午前10時から今年初の飛行訓練を行い、1年間の技能向上と航空安全を祈った。
第5飛行隊は同旅団唯一の航空部隊で、災害時の捜索や緊急患者の搬送などを任務とする。2011年の東日本大震災でも物資輸送や捜索活動に当たった。
訓練には隊員約60人が参加、観測用ヘリコプター「OH-6」1機、多用途ヘリコプター「UH-1」2機に乗り込み、帯広駐屯地内の十勝飛行場を離陸。隊員はV字の隊形を組んで帯広、幕別、池田、豊頃の上空約600メートルを時速約150キロで約50分間飛行した。
上空では、UH-1に乗り込んだ深津旅団長が「国民の自衛隊、自衛官に対する期待度は年々高まっている。今後も緊張感を持って各種訓練に取り組んでほしい」と無線で隊員に訓示した。(小縣大輝)