陸自が雪像編成完結式 雪不足で夜通し作業も
「第51回おびひろ氷まつり」(31日~2月2日・帯広市緑ケ丘公園一帯)で大雪像を製作する陸上自衛隊第5旅団第4普通科連隊(境孝明連隊長)は、8日午前9時から帯広駐屯地で大雪像製作隊の編成完結式を行った。9日に現地で足場づくりの作業に入る予定。
大雪像製作隊は45人で編成。式では雪像製作隊長を務める同連隊第1中隊の高杉伸仁3等陸佐が編成の完了を報告。境連隊長は「安全管理を徹底し、昨年以上の雪像製作を」と訓示した。
今回の大雪像は、漫画「銀の匙(さじ) Silver Spoon」をテーマに滑り台(長さ約30メートル、高さ約7メートル)を2レーン製作。側面には、漫画に登場する馬の「マロン号」と犬の「副ぶちょー」をあしらう。まつり前日の30日までに仕上げる予定。
ただ、今冬、十勝管内は異例の雪不足。12日に雪の搬入を行う予定だが、十分な雪が集まらなければ予備日の13、19日に行う。境連隊長は「雪の搬入が遅くなれば、隊員を増員し、24時間態勢での作業も考えられる」と話している。(高津祐也)