萩さん使用のモデルクラブ第3弾発売へ PG国内トップ選手
パークゴルフ(PG)の国内トップ選手の萩史之さん(36)=帯広、飲食店経営=が開発に携わるクラブ(萩選手使用モデル)の第3弾が2015年2月に、スポーツ用品メーカーのミズノから発売される見通しだ。中国で新モデルの試作が進んでおり、昨年12月上旬には萩さんが現地工場を視察した。試作モデルの試し打ちも行い、仕上がりを確認した。
PG歴25年以上の萩さんは、全日本選手権大会で過去4回優勝する国内トッププレーヤー。03年にミズノのパークゴルフアドバイザリースタッフになり、現在はチーフを務める。萩モデルクラブは11年、13年に次ぎ3本目となる。
新モデルは、従来のタイプからヘッド形状やグリップ、色やシャフト性能などを刷新する予定で、「外観にも高級感があり、チャンピオンクラブにふさわしいデザインになる」(萩さん)。ミズノによると、現在、細かな点の調整を続けており、今年春までに具体的な性能を固めるという。
今回の開発に伴い、萩さんは12月1~4日、初めて中国東莞(トンガン)省にあるミズノ協力工場を視察した。木材のカッティングや塗装、ヘッドやシャフトの組み立てなど一連の製作工程を見て回り、「現地の職人が丁寧に作ってくれているのが印象的だった」と振り返る。
工場では、製作に携わる従業員の前で試打に臨み、出来上がったクラブで高いレベルの技術を披露した。「作り手にクラブの性能の紹介できたのでは。現地の人と交流できたことも大きな収穫で、完成が楽しみ」と話している。(杉原尚勝)