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ホテルアルコレストランで調理や接客業務 ミャンマー人女性ら「一生懸命」 幕別

笑顔で接客に当たる(左から)ピューさん、テインさん、ノエさん。右端は池田支配人

 【幕別】幕別町忠類の十勝ナウマン温泉ホテルアルコ(忠類白銀町384、池田直樹支配人)で、特定技能で外食業の資格を持つミャンマー人女性のノエさん(21)とテインさん(21)、ピューさん(22)が技能実習生として働いている。5年間の滞在予定で、日本語やレストラン業務の勉強に意欲を見せる。池田支配人は「勤勉な国民性を発揮し、真面目で一生懸命。すごく助けられている」と期待を寄せている。(大健太郎)

 ホテルアルコを運営するアンビックス(札幌)が人手不足の解消につなげようと、企業の紹介で4月に採用した。同ホテルが外国人を採用するのは初めて。3人はヤンゴン市出身。来日してから7カ月が過ぎ、ホールで日本語を使った接客や調理、レジ打ち、掃除などを行いながらコミュニケーションを学んでいる。

 ミャンマーでは一般的に、1カ月の給料が日本円換算で約2万円という。ノエさんは「日本は給料がよく、生活がいい」と日本行きを決意。今後、技能実習の上のランクの資格を取得し、就労の幅を広げたいと意欲を話す。

 テインさんは「忠類ナウマン象記念館にあるナウマンゾウの全身骨格は迫力があった」と、忠類でのエピソードを話し、日本で経験を積み、「古里でレストランを開きたい」と夢を描く。

 ピューさんは「雪を初めて見てびっくりした」と笑顔。好きな食べ物はたこ焼きで、休みの日は日本語を勉強する。好きな言葉は「笑顔」だという。3人は「みんな親切でとても優しい」と話し、毎日の生活を楽しんでいる。

 池田支配人は「いつも元気よく接客していて、お客さんの反応もいい」と、真面目な働きぶりを評価する。来年1月にも4人の外国人が来日し、道の駅忠類とホテルアルコにそれぞれ2人ずつ配属される予定。

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