50周年の「ひまわり合唱団」、混声目指しメンバー募集 足寄
【足寄】今年で発足50周年を迎えた足寄町の合唱サークル「ひまわり合唱団」(佐々木夏枝代表)が、新規団員を募集している。現在は足寄、本別、帯広の30~90代のメンバー約20人が所属するが、男性は3人にとどまり、混声合唱を編成するのが難しくなっていた。指揮を担当する太刀野尚子さん(65)は「合唱にはカラオケとは違う良さがある。ぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。(坂口阿希奈通信員)
同サークルは1975年、「ひまわりコーラス」の名称で発足。78年に「ひまわり合唱団」に改称、定期演奏会や病院・福祉施設への慰問を続けてきた。
冬期間は毎週月曜日の午後1時~同3時に、日本メノナイト足寄キリスト教会で練習。高橋友子さん(68)のピアノ伴奏に合わせ、歌声に磨きを掛けている。
初期メンバーは高齢化が進んでいるが、まだまだ元気。町内在住の石井典子さん(88)、石井裕子さん(86)は「みんなで歌声を合わせ、交流するのが楽しい」などと話す。
課題は男性メンバーの不足。現在はテノール2人、バス1人しかおらず、本格的な混声合唱ができない状況にある。初期メンバーが元気なうちに混声4部としてハーモニーの厚みを出し、さまざまなジャンルの曲に挑戦したいというのがサークルの願いだ。
メンバーが拡充できた場合、水曜日も練習日にする方向で検討。高橋さんは「皆で声を合わせるのは素晴らしいこと。小さな町で人口も減少しているが、今後も町民に歌声を届けたい」と思いを語る。
太刀野さんは「周りの声に耳を傾けて、相手を思いながらハモるのが気持ちいい。『大地讃頌』を歌える人を期待したい」と話している。見学や問い合わせは太刀野さん(090・9521・5319)へ。











