帯南商クッキング部がさかい珈琲帯広店とコラボ 秋らしいパスタとパンケーキ提供
帯広南商業高校クッキング部(藤田萌々香部長)の発案したメニューが22日から、「さかい珈琲帯広店」(西2南5)で提供される。季節のパンケーキ(1日12食)とパスタで、パスタ考案に加わった藤田部長(16)=2年=は「秋らしいことを意識して、見た目と食材のバランスを工夫して作った。味がおいしくて見た目も楽しめる」とPRしている。2品の販売は12月末まで。
同店は、宮本商産(帯広、平征浩社長)がフランチャイズ(FC)で2020年11月にオープンさせた。同店でアルバイトするクッキング部員から部の活動を知った関根春菜店長が、5周年キャンペーンの一環として打診し、初コラボが実現した。
パンケーキとフードを2品ずつとだけ指定し、部員にメニュー開発を任せた。部員を4班に分けて6月末から試作や試食を重ねてレシピを練り、8月ごろに店側に提案。商品化に向けた店側での調整を経て、今月22日から第1弾の2品の販売が決まった。
登場するのは、キノコや栗など旬の食材をたっぷり使ったクリームパスタ「秋の十勝パスタ」(1380円)。香ばしい鶏肉やブロッコリーも使用し、秋らしさあふれる一皿だ。
パンケーキは、「りんごのキャラメルパンケーキ」(1480円)を開発した。門梨央菜副部長(17)=2年=は「秋のフルーツから全員一致でリンゴに決めた」と説明。「相性の良いカスタードクリームに加え、見栄えのよいキャラメルソースをかけ色味でも季節と高級感を演出した。さっぱりとした食感を求めて、リンゴは薄切りにした」とアピールする。
ほかの2品は今後、販売される予定。
関根店長は「生徒たちが新鮮なアイデアを出してくれた旬のメニュー。よい仕上がりとなっているので、ぜひご賞味を」とPRしている。
同店は午前8時~午後8時、無休。(許静)










