経済や物価高争点 来月9日に投開票 市区4人、十勝区6人届け出
統一地方選前半の道議選が31日に告示され、正午までに帯広市区(定数3)に現職と新人の計4人、十勝区(定数4)に現職と新人の計6人がそれぞれ立候補を届け出た。両区の候補は、集まった支援者を前に「第一声」の訴えを行い、9日間の選挙戦に突入した。立候補受け付けは同日午後5時まで。投開票日は知事選と同じ4月9日。
帯広市区に立候補したのは、届け出順に前帯広市議の鈴木仁志氏(63)=立民・新=、村田光成氏(55)=自民・1期=、清水拓也氏(48)=自民・2期=、元帯広市議の佐々木とし子氏(68)=共産・新=。
十勝区は、届け出順に前芽室町議の黒田栄継(よしつぐ)氏(47)=無所属・新=、喜多龍一氏(71)=自民・7期=、小泉真志氏(60)=立民・1期=、前音更町議の坂本夏樹氏(52)=無所属・新=、元芽室町議の吉田敏郎氏(62)=参政・新=、池本柳次氏(76)=無所属・6期=が立候補した。
市区は、2019年の前回と同じ政党の4氏が出馬した。自民の現職2氏に対し、現職が引退する立民党道議の後継と共産が新人候補を擁立した。
十勝区は15年の前々回以来、8年ぶりの選挙戦になった。自民党道議の勇退に伴い、同党推薦の新人2氏が立候補。保守票の分散が予想される中、4議席をめぐって現職3氏、新人3氏による激しい競り合いとなる見通しだ。
各候補は31日午前8時半以降、選挙事務所などで出陣式を行い、道政課題の解決を訴え支持拡大を呼び掛けた。肌寒い天気の下、ジャンパーを着込んで遊説をスタートさせた。
選挙戦では、コロナ後の地域経済の回復や物価高騰対策、人口減少や少子高齢化対策など、道が直面する課題に論戦が交わされる。