GW 大型店も活気 今年はイベント拡大
ゴールデンウイーク(GW)に合わせて、帯広市内の大型店では子ども向けのイベントに力を入れ、集客を図っている。新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、前年よりイベントの規模を大きくして実施する傾向も見られ、家族連れでにぎわっている。
子どもたち笑顔 クラフトに挑戦 藤丸
藤丸は4日、7階催事場で「体験クラフトタウン」を開催。白樺のかごやチョークアート、ハーブティーなどのクラフト体験が楽しめる9店が出店し、親子連れらが挑戦した。5日まで。
十勝で活躍するチョークアーティスト、Yumi Ishizakiさんのワークショップを訪れた富良野市の小学3年生福岡美羽菜さんは、「普段から絵を描くけど、オイルパステル(チョークアート用の画材)で描くのは初めて。新しい感覚で楽しい」と笑顔で取り組んでいた。
藤丸の菊地研一課長は「参加する、というかたちでGWを満喫してほしい。お子さんだけでなく、親子で会話しながら楽しんでもらいたい」と話していた。同会場ではフードコートも展開しており、来場者が十勝の食を楽しむ姿も見られた。(吉原慧)
ティラノに歓声 あすは「働く車」 ヨーカドー帯広店
イトーヨーカドー帯広店の「黄金フェス」では、3~5日に子ども向けのイベントを開催。3日に行われた、全長4メートルのティラノサウルスとの写真撮影会では、全3回の時間帯に合わせて約360人の親子が参加した。
撮影会は2017年からGWに実施しているが、新型コロナウイルス感染拡大により20、21年は中止。3年ぶりの登場で、ティラノサウルスが店内に現れると子どもたちの歓声と悲鳴が上がった。帯広市内の保育所に通う山野翔太朗ちゃん(5)は、「ティラノサウルスが一番好き。かっこよかった」と笑顔だった。
子どもの日の5日午前10時~正午には、毎年恒例の「働く車」との撮影会を実施。消防車、パトカー、装甲車などが正面入口前に集結し、一部車両は試乗もできる。(大海雪乃)