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常にオリンピアンを応援する雰囲気を

オリンピアンの町の在り方として五つの提案をまとめたWSの最終回

幕別町民WSが5つの提案 秋に報告会
 【幕別】スポーツを軸としたまちづくりを検討する「町民と考えるオリンピアンの町ワークショップ(WS)」の最終回(第5回)が6月29日、札内コミュニティプラザで開かれた。これまでの議論を踏まえ「多くの人がオリンピアンとの親近感を持つことで、常にオリンピアンを応援する雰囲気を醸成する」など五つの提案と実現に向けた取り組みをまとめた。秋に町民への報告会を行う。

 WSは町が昨年度から3カ年で取り組む「アスリートと創るオリンピアンの町創生事業」の一環。一般社団法人「構想日本」総括ディレクターの伊藤伸さん(本別町出身)がコーディネーターを務め、16歳以上の町民から無作為抽出し参加に同意した11人がオブザーバーらとともに昨年12月から議論を重ねてきた。

 提案は(1)常にオリンピアンを応援する雰囲気の醸成(2)送迎や金銭面など保護者のサポートを中心に子どもたちのスポーツを支える(3)オリンピアンが5人いる「今」を活用しスポーツを「する」きっかけ、動機をつくる(4)子どもから大人まで運動やスポーツしやすい環境をつくる(5)オリンピアンが多く出ている要因の分析を本格的に始め、『アスリートと食』を幕別町の中心に据える-の5点。

 提案ごとに、実現に向けて「町民」「地域」「行政」がそれぞれ取り組むことを明記。「子どもファンドの創設など金銭面を支える方法を考える」「乗り合い送迎の実態を把握した上でルールの見直しを検討する」「日常の買い物から意識して幕別産の食材を買って食べる」などが盛り込まれた。

 最後に「幕別が5年後もオリンピアンの町になっているためには何が必要か」を考え、出席者からは「高齢者の健康づくりなど生涯スポーツの観点も」「(競技に打ち込むための)金銭面の課題を解決するため、アスリートレシピに付加価値を付けられないか」との意見が出た。(澤村真理子)

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