高校の野球部マネジャーがプロのアナウンス術を学ぶ 帯広
プロ野球北海道日本ハムファイターズの球団アナウンサーによるアナウンス講習会(NPO北海道野球協議会主催)が2日、帯広の森野球場で行われた。十勝管内の高校4校の野球部女子マネジャー8人が参加し、アナウンスの基本を学んだ。
1日に同野球場で行われた日ハム公式戦に伴うイベントの一環で、今年で2回目。アナウンス技術の向上や、他校のマネジャーとの交流を目的に実施している。
日ハムの球団アナウンサーで、札幌ドーム(札幌市)などで活躍する南谷彩佳さん(29)が講師を務めた。生徒は基礎的な内容から心掛けまでを学び、実際に練習試合でアナウンスに挑戦した。
南谷さんは「マイクの前では緊張するが、はっきりゆっくり、自然な声で」とアドバイス。「笑顔でしゃべると自然と明るい声が出る。私は“えごえ”と呼んでいるもので、球場全体が明るくなる」と自らの経験も交えてこつを伝えた。
白樺学園高と帯広緑陽高の練習試合では、イニングごとに生徒が入れ替わってアナウンスを担当。横で見守った南谷さんが「審判が言ったことは絶対に復唱して、間違いを防いで」などと強調。「お客さんがいるときは、アナウンサーの注意喚起が有効」とした上で、「ファウルボールにご注意ください」とプロの技も披露した。
帯広柏葉高野球部マネジャーの西尾果莉さん(16)=2年=は、「声の出し方や心構えなどを分かりやすく教えてもらえた。今まで以上に選手に気持ち良くプレーしてもらえるようにアナウンスしたい」と話していた。(石川友史)
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