幻想的な夜桜楽しむ 鈴蘭公園 町商工会青年部
【音更】町の鈴蘭公園のエゾヤマザクラが満開となり、見頃を迎えている。夜はライトアップされ、町内外から訪れた見物客が幻想的な夜桜を楽しんでいる。
ライトアップは町商工会青年部(渡辺慎太郎部長、部員54人)が、サクラの名所をPRしようと2000年から実施。今年も音更電業協会の協力を得て、4月27日から公園内にカラーライト(緑、青、だいだい)とホワイトライトの計40基を設置し、夜桜を照らしている。
1日はここ数日の陽気でサクラは満開に。日没後の午後6時半すぎからは、家族連れやカップルなどが来園し、夜桜をスマホやカメラで撮影していた。展望台には仮設テーブルと椅子を設置。夜桜とともに十勝大橋や帯広市街地の夜景を楽しむ人もいた。
芽室高校2年の木場愛香(まなか)さん(16)と内田早耶さん(16)はスマホで夜桜を撮影。共に音更町出身で「ライトアップされた夜桜はとてもきれい。鈴蘭公園は故郷の自慢です。インスタに投稿しようかな」と感激していた。
園内では青年部が「夜桜カフェ」を出店。コーヒーやホットココア、コーンポタージュ、桜餅、洋菓子などを販売し人気を集めた。
渡辺部長(38)は「イベントの認知度も増し、毎年楽しみにしている人も多い。来年以降も継続していきたい」と話した。
ライトアップは6日までで、点灯時間は午後7時~同9時。「夜桜カフェ」は3日まで。荒天時中止。
(鈴木裕之)