赤点取らないぞ 高校教科書 販売ピーク
高校の新入学、新学期を控え、十勝管内の書店では教科書販売シーズンが佳境を迎えている。子どもたちは新しい教科書を重そうに持ちながら、春からのスタートへ向けて準備を進めている。
帯広市内の有田書房(東1南16、藤田稔代表)では、緑陽高を除く市内の公立高校全校と管内私立高4校の教科書を取り扱う。
3月10日から学校ごとに日程を分けて店頭で販売し、店内にはスタッフが手作業で小分けにした各学校・学年の教科書の袋が積まれている。
教科書は最も重い学校で1人当たり約10キロと持ち運ぶのにも一苦労。途切れることなく保護者や子どもたちが来店し、3日まで販売する予定だ。
2日も午前10時の開店と同時に続々と来店客が訪れた。部活の練習前に来店した江陵高野球部の中村優杏さん(2年)、五十嵐優汰さん(同)は「赤点を取らないよう勉強も頑張りたい」と新しい教科書を手にしていた。(松田亜弓)