入学式にこやかに 帯畜大に新入生348人
思い出に残る4年間に
帯広畜産大学(奥田潔学長)の今年度入学式が10日午前10時から、同大講堂で開かれた。希望に満ちた新入生348人が、キャンパス生活の第1歩を踏み出した。
新入生の内訳は、畜産学部264人(共同獣医学課程41人、畜産科学課程213人、編入学10人)、大学院畜産学研究科67人、別科草地畜産専修17人。
式ではマンドリンサークルの演奏で開幕。続いて奥田学長が「大学周辺の広大な十勝平野には『実学』を学ぶフィールドが豊富に存在しています。志を高く持ち、多くのことにチャレンジし、専門知識や技術を身に付けるだけでなくコミュニケーション能力を身に付け、人間的に大きく成長することを祈念している」と式辞を述べた。
新入生を代表して、別所佑香さん(19)=東京出身=が「本学の目的使命を果たし、学業に励んで知徳を積み学生の本分を尽くす」と宣誓した。
式後は講堂前で新入生を歓迎する先輩が出迎えた。熱気球や馬なども登場し、サークルの勧誘に、新入生は畜大らしさを味わった。 中村萌さん(18)=兵庫出身=は「興味のある馬の研究が楽しみ。思い出に残る4年間にしたい」、真中千明さん(18)=茨城出身=は「農業や畜産の実習が待ち遠しい。北海道ならではのウインタースポーツを楽しみたい」と笑顔で話した。(藤島諒司)