高木菜那さんが始球式 日ハム開幕戦
【札幌】平昌冬季五輪のスピードスケート女子で団体追い抜きとマススタートの2つの金メダルを獲得した高木菜那選手(25)=幕別町出身=が30日、札幌ドームで行われたプロ野球・北海道日本ハムファイターズの今季開幕戦、埼玉西武ライオンズ戦の始球式を務めた。セットポジションから投じた1球は、ワンバウンドで清水優心捕手がしっかりと捕球。スタンドの大歓声に、高木選手ははにかんだ表情を見せた。
五輪で快挙を演じたヒロインはこの日、鮮やかなスカイブルーのユニホームに身を包み、マウンドへ。背番号はNANAの文字の下に「7」とプリント。背筋を伸ばしたアスリートらしいバランス感覚で、小さな体を躍動させた。
ノーバウンドを狙ったが惜しくもワンバウンドとなり、高木選手は「練習では届いていた。もうちょっといい球を投げられると思ったけど、緊張しちゃったかな」。大勢の野球ファンからの声援には「皆さんの応援があっての金メダルだった」と、札幌ドームのファンにも感謝した。
日本ハムの栗山英樹監督は始球式の前、「力をもらえた」と高木選手に声を掛けた。4月7日には同じく平昌五輪スピードスケート女子で金・銀・銅メダルを獲得した妹の美帆選手(23)が、東京ドームでの千葉ロッテマリーンズ戦で始球式を務める。(有岡志信)