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一日も早い復興を 被災町で泥かき

 十勝管内は7日、各地で晴れ間が広がり気温が上昇した。台風10号で被災した町では、職員やボランティアらが一日も早い復興に向け作業に汗を流した。

 帯広測候所によると、正午までの最高気温は帯広、池田29・2度など。被災した芽室は28度、新得は27・3度まで上昇し、糠平を除く18地点で夏日となった。

 芽室町では友好都市・広尾町の職員が、床上浸水の被害に遭った町内の福井旅館で、駐車場などにたまった汚泥の除去作業を行った。

 2012年の相互応援協定締結後、初の災害派遣で、派遣された20代を中心とした職員10人が芽室町職員と作業に。強い日差しが照りつける中、額に汗を浮かべながらスコップや手で汚泥をかき出した。

 広尾町の沖田一美商工観光係長(45)は「芽室町が一日も早く元気を取り戻せるようお手伝いしたい」と話していた。広尾町の職員派遣は9日までの3日間、延べ30人を予定している。(澤村真理子、伊藤亮太)

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