川で不明者捜索続く 新得、清水
【新得・清水】台風10号による大雨で崩落した橋から車が川に転落し、新得、清水両町で男性各1人、計2人が行方不明になっている。道警本部機動隊と十勝機動警察隊、新得署、新得消防署などは1日午前、本格的に不明者の捜索を始めた。
新得町では8月31日午前1時35分ごろ、パンケシントク川に架かる神社橋(町西2北2)から軽乗用車が転落した。清水町清水でも同2時ごろ、清見橋の損壊部分に乗用車1台が転落した。新得署によると、新得町では2台が転落したとの情報があったが、1台は農作業用トラクターだったことが確認された。
新得町の神社橋付近では、1日午前8時すぎから新得署員4人が警杖(けいじょう)を持ち、足下の安全などを確認しながら下流へ向かった。沿岸の住宅一戸ずつに声を掛け、河川の浸食による注意も促した。1時間後には道警本部機動隊なども加わり、総勢20人体制で捜索。上空からヘリコプターも加わった。
午前11時ごろに上田畜産(町新得基線1)周辺の佐幌川に「流れた車がある」と通報があり、確認を急いでいる。また、清水町でも同時刻ごろ、吉見橋下流で黒いワンボックスカーが発見されたとの情報がある。