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春の“使者”フキノトウ 帯広で8.1度

春を実感-。青木さん宅の庭に芽吹いたフキノトウ(29日午前11時ごろ、新井拓海撮影)

 積雪がゼロ(27日)となるなど、ここ数日、平年より気温が高めの日が多い帯広。民家の庭先では“春の使者”のフキノトウが芽吹き始めている。

 帯広市西13南33の青木辯(あきら)さん(84)宅では2、3日ほど前、庭の雪が解け、フキノトウが顔を出しているのを夫婦で作業中に見つけた。「日当たりがいいので毎年、周りよりも早く芽を出す。てんぷらや炒め物にすることも」と妻の和子さん(77)。

 29日の十勝地方は正午までの最高気温が足寄と本別が各8・5度、帯広が8・1度など。帯広は平年より1度ほど高く、暖かな日差しにフキノトウもどこか気持ち良さそう。

 毎年、家庭菜園で野菜や花を育てるのが趣味という青木さん夫婦。「どんな野菜を育てようか、今年も楽しみ」(和子さん)と春の到来に笑顔を見せた。(大谷健人)

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