秋うまい!! 各地で味覚イベント
10月最初の日曜日の2日、十勝地方はさわやかな青空が広がり、各地で秋の味覚を楽しむイベントが行われた。第43回を迎えた池田町の「秋のワイン祭り」をはじめ、各会場は観光客や家族連れなどでにぎわい、“実りの季節”を彩った。
ワイン祭りに5000人
池田町のワイン祭り(町観光協会主催)は2日午前10時から、ワイン城横のイベント広場で開かれた。管内外から約5000人の観光客が詰め掛け、十勝ワインや池田産の牛肉などを堪能した。
8月の台風で日勝峠やJR石勝線が不通のまま迎えた祭りとなり、入り込みが懸念されたが、前日までに5000枚近いチケットが売れた。観光バスも次々と到着し、青空の下、シートを敷いたグループ客で芝生が埋め尽くされた。
町千代田産のホルスタイン(去勢)3頭の丸焼きやサケのちゃんちゃん焼きに、長い列ができた。ワインはトカップの赤、白、町民用ロゼの他、グレープジュースも飲み放題。帯広市などから訪れた25歳の会社員4人グループの本夛政伸さん(25)は「ワインが好きで初めて来た。きょうは赤ワインをたくさん飲みたい」と話していた。
ステージイベントでは歌手Softly(ソフトリー)のライブなどが行われた。(関坂典生)
カボチャ投げや和牛の試食人気 幕別産業まつり
幕別町では「第39回まくべつ産業まつり」(実行委員会主催)が百年記念ホール前特設会場で開かれ、幕別産和牛の試食会、地元野菜の即売会などに長い列ができた。来場者は芝生にシートを敷き、思い思いに特産の食などを楽しんだ。
ステージでは女性がカボチャを投げ、飛ばした距離を競う大会や、江陵高校吹奏楽部の演奏、歌手芹洋子さんの歌謡ショーなどが行われ、盛り上がった。音更から3世代8人で訪れた福井孝徳さん(57)は「和牛が軟らかくてジューシーでおいしい。にぎやかで楽しい」と笑顔を見せた。
この日は他に、中札内村で「道の駅フェア2016」、本別町で「市場まつり」などが行われた。
(眞尾敦)