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不明のグライダー発見、乗員2人死亡

日高山中のモーターグライダー機体(右側)発見現場(北海道防災航空室提供)

 オホーツク管内大空町の女満別空港を15日午前に離陸し、十勝上空で行方が分からなくなっていたモーターグライダー(2人乗り)は18日午前6時5分ごろ、日高山脈札内岳付近の山中で見つかった。現場で乗員とみられる男性2人が心肺停止の状態で発見され、搬送先の帯広市内の病院で死亡が確認された。帯広署は同日午前8時、事故対策室を設置し、経緯などを詳しく調べている。

 同署などによると、発見現場は同山から北東方向の山腹。捜索中の空自ヘリが上空から発見した。機体は両翼が折れ、操縦席がむき出しの状態だった。同署は、見つかった2人が操縦していた機長の加藤隆士さん(58)と同乗のカメラマンの月岡陽一さん(64)=いずれも北見市=とみて身元の特定を急いでいる。

 加藤さんらは15日午前9時すぎに女満別空港を離陸後、帯広、日高、苫小牧、室蘭の上空を経由し、同日午後1時すぎに渡島管内鹿部町に着陸予定だった。同日午前11時ごろ、とかち帯広空港の西約55キロの地点で航空レーダーから機影が消え、道警や自衛隊が捜索を続けていた。

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