十勝が丘ワイナリーで初の瓶詰め 音更 来年は醸造から一環生産へ
【音更】音更町十勝川温泉地区に今年4月に開業した「十勝が丘ワイナリー」(中村利雄オーナー)で23日、開業以来初の瓶詰め(ボトリング)作業が始まった。2024年産ワイン「オトプケ浪漫(ろまん) 2024」で、9月上旬に同ワイナリーを含め管内小売店で販売が開始される予定。
同ワイナリー事業主体の「十勝ぶどう園」が20年から、自前のブドウ畑でワイン醸造用ブドウ「山幸」と「清舞」を栽培してきた。24年産ブドウを相澤ワイナリー(帯広市)で委託醸造し、今回のボトリングを迎えた。
この日は、750ミリリットルボトルに、仕上げ濾過(ろか)した赤ワイン「山幸」「清舞」それぞれ300本ずつ計600本をボトリングし、コルクを打栓した。後日、ボトルにコルクキャップをかぶせ、ラベルを貼付する。
同ワイナリーによると、24年産は山幸が約3400本、清舞は約900本を販売する見通し。価格は共に1本4345円を予定。中村オーナー(76)は「皆さんに喜んでもらえるような2024年産のオトプケ浪漫に仕上がった」と話している。
これまで「オトプケ浪漫」は、22年産の山幸は池田町ブドウ・ブドウ酒研究所に委託醸造し、十勝まきばの家(池田町)でボトリング。23年産の山幸は相澤ワイナリーに醸造、ボトリングを委託した。25年産の山幸と清舞は十勝が丘ワイナリーで醸造、ボトリングを一貫して行う。(内形勝也)
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