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高校生が地域課題探る トカチエッグス 4グループが若者目線で提案

音更町内の道の駅ガーデンスパ十勝川温泉で、足湯に漬かりながら企画会議を開く高校生ら

 十勝管内の高校生でつくる「CAN-PASS(キャンパス)」は5~8日、帯広市を中心に地域の課題や解決策を探るワークショップ「Tokachi EGGs(トカチエッグス)」を、市内のLANDで開催した。高校生ならではの発想で、温泉を活用したイベントや動物園の利用拡大に向けたアイデアなどを提案した。

 管内の高校生約20人が集まり、街に繰り出して地域の課題について調べた。四つのグループがそれぞれ見つけた課題に対し、解決のためのアイデアをまとめ、最終日にプレゼンテーションを行った。

 音更町十勝川温泉で調査を行ったグループは、モール温泉の魅力発信を目指す、足湯の無料体験イベントを企画した。市内の駅北多目的広場「夢の北広場」などを舞台に「温泉の魅力発信と交流の場をつくりたい」と計画案を示した。

 おびひろ動物園を訪れたグループは「中高生も行きたくなる動物園にしたい」と、SNS向けフォトブースの設置やハロウィーンイベントの開催、パンフレットのリニューアルなどを提案。「市長による園内アナウンス」は、動物園からも前向きな回答があったといい、実現を期待する。

 別の2グループは、十勝に特化した高校生向けの恋愛相談プラットフォームやJR帯広駅構内の商業施設「エスタ」に若者の集まる店舗の誘致を提案した。

 帯広北高3年の本内咲希さん(18)は「アイデアが出てもなかなかまとまらず、最終日まで苦労した。最後はチームワークを発揮でき、協力することの大切さを学べた」と感想を話す。

 トカチエッグスは今年で5年目。主催するキャンパスと共催のとかち財団は、来年以降も高校生のチャレンジを支援するため、継続開催する方針。(月森七海)

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  • 高校生目線でさまざまなアイデアを提案

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  • とかち管内の高校から約20人が参加した

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  • とかち財団のサポートで管内の高校生が活動

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