「十勝の酒」試飲サービス、ノースランドで開始 観光振興に一役
JR北海道ホテルズ(札幌市)が運営するホテル日航ノースランド帯広(帯広市西2南13、木村尚志総支配人)内に5日、宿泊客が十勝産のワインや日本酒などを無料試飲できる「TOKACHI Tasting Bar」がグランドオープンした。
場所は1階正面入り口横のブライダルサロンがあった場所で約30平方メートル。同サロンの移設に伴い、スペースの活用法を検討。「十勝は近年、各種酒の醸造拠点が増えており、情報を発信することで観光振興にもつながる」(木村総支配人)として整備を進めてきた。
希望する宿泊客に専用コイン1枚を贈呈、サーバーに設置した十勝の各種酒から1杯(45ミリリットル)を無料で飲める。セルフサービスで、2杯目からは1杯500円。
提供する酒の酒蔵やワイナリーの紹介動画をプロジェクターで放映し、パンフレットなども配備。ワインだるをスタンドテーブルとして活用した。
10月10日にプレオープン。現在は十勝ワイン(池田町)の「清見」、上川大雪酒造「碧雲蔵」(帯広市)の純米大吟醸「十勝」などを提供。
現時点で他に管内3ワイナリーとも連携しており、定期的に提供する酒を変更する考え。
木村総支配人は「宿泊者の6割が利用し、試飲後の購入希望者にはJR帯広駅内の店などを紹介している。今後も取り扱う酒を拡大していきたい。地域経済が活性化し、結果的に宿泊増にもつながれば」と話した。(佐藤いづみ)
「十勝の酒」試飲サービス開始 ノースランド
- カテゴリ経済企業食・料理
- タグ帯広勝毎ビジネス企業なう