秋の本別公園100人超駆け抜ける ほんべつクロスカントリー
【本別】「スポーツでまちを元気に! ほんべつクロスカントリー大会」(本別町スポーツイベント実行委主催、十勝毎日新聞社など共催)が9月29日、本別町内の本別公園で開かれた。2・1キロから8キロまでの3コース計12部門と親子ランニングの部で実施。2・1キロ小学4~6年生男子の部は、松山雄世さん(士幌小6年)=士幌陸上クラブ=と弟の開晴さん(同4年)=同=が同タイムで優勝を分け合った。(北雅貴)
管内外から118人がエントリー。開会式で我妻勇次実行委員長と名誉会長の佐々木基裕町長があいさつ。選手を代表し、江田弘樹さん(本別中2年)が「自然豊かなコースを堪能し、大会に関わる人たちに感謝し精いっぱい走り切る」と宣誓した。
実行委は、スポーツで町を盛り上げたいと2020年に発足。コロナ禍もあり、昨年4月のクロスカントリー大会が初開催だった。今回は秋に実施し、新たにガイド付きの同公園周辺散策や飲食のブースを設けた。
松山兄弟が競い合う
真っ先にゴール前に姿を現したのは、2・1キロ小学4~6年生男子の部の松山兄弟だった。最後の直線でも互いに譲らずにダッシュ。「弟には負けられない」と、兄の雄世さん(12)がほんの少しだけ先行してゴールに飛び込んだ。計測上は同タイムで、1位を分け合った。
2人は士幌陸上クラブで汗を流している。スタートでは、弟の開晴さん(10)が集団をうまく抜け出して先頭に。雄世さんが数百メートルで追い付いてからは、2人で競い合った。
中盤に左足首を少しひねるアクシデントもあった雄世さんは、それでも「自然がいっぱいで気持ち良かった。起伏がありしんどかったが面白かった」と笑顔で振り返った。開晴さんも「お兄ちゃんと最後まで走れて楽しかった」と満足そうだった。
記録は次の通り。(敬称略)
【男子】
◇2・1キロ
▽小学1~3年生
(1)松山純生(士幌陸上ク)8分17秒
(2)一戸陽太(池田小)8分19秒
(3)内田皐太郎(帯広花園小)8分57秒
▽同4~6年生
(1)松山雄世(士幌陸上ク)6分54秒
(1)松山開晴(同)6分54秒
(3)野口泰輔(士幌小)8分1秒
◇3・2キロ
▽中学生
(1)江田弘樹(本別中)11分1秒
▽高校・一般・壮年(60歳以上)
(1)布目久盛(マルク薬局)12分50秒
(2)森本隆生(北海道糖業)14分3秒
(3)船岡志行(昭和アスレチックク)14分6秒
◇8キロ
▽一般
(1)高坂凌太(留萌自衛隊)26分14秒
(2)久岡士郎26分53秒
(3)岡田竜也(北海道グリーンパートナー)28分11秒
▽壮年
(1)西森秀二(ノースウィンド)31分30秒
(2)武田文男31分45秒
(3)市川秀樹(活性化協議会帯広サテライト)32分30秒
【女子】
◇2・1キロ
▽小学1~3年生
(1)迫田彩良(鹿追陸上ク)9分14秒
(2)伊藤彩音(帯広北栄小)9分33秒
(3)川井葉七(広尾小)9分37秒
▽同4~6年生
(1)迫田帆夏(鹿追陸上ク)9分41秒
(2)菊地華莉(帯広柏小)10分9秒
◇3・2キロ
▽中学生
(1)根岸咲衣(帯広第八中)11分8秒
▽高校・一般・壮年
(1)川井舞那17分58秒
(2)高橋京子19分14秒
◇8キロ
▽一般
(1)江崎忍(釧路陸協)29分49秒
(2)根岸千恵33分54秒
(3)宮腰智子(村上軍団AC)37分53秒
▽壮年
(1)大地惠子43分12秒
(2)関井まみ子46分1秒