モール温泉とシラカバ樹液配合のシャンプーなど コスメ3種販売 ふく井温泉ブランド第2弾
ふく井ホテル(帯広市、林佑太社長)は、自社のモール温泉水や十勝産シラカバ樹液を配合したシャンプーなどコスメ3種を商品化し、今月中旬から販売を開始した。林社長は「本来はコスメ化が難しいモール温泉を最大限配合し、保湿・美肌効果などが抜群」とPRしている。
昨年立ち上げた美と健康に関するブランド「ピュアスパ」シリーズの第2弾となる。
新商品は、シャンプーとコンディショナー、ボディーソープ(BS)。特にヘアケア2品には「美人の湯」とも言われるモール温泉水を、全体量の50%配合した。BSは10%配合。シラカバ樹液のほか、プラセンタやカミツレ花エキスなども含有している。
製造は、ピュアスパ第1弾の化粧水からタッグを組む、パーソナルコスメディック(東京)が担当。ふく井ホテルファンでもある同社の遠田聖彦会長は「温泉水もシラカバ樹液も品質が変化しやすく、コスメなどの活用は本来難しいが、独自の製造技術で実現した。配合調整で試作を何度も重ね、満足する出来。髪や肌本来のツヤやハリを引き出し、保湿効果なども期待できる」と話す。
1個200ミリリットル入り各1500円。同ホテルロビーなどで販売中。ホテル大浴場にも配備されており、温泉利用者は利用できる。(佐藤いづみ)