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新得料飲店組合が70年の歴史に幕 残余金の一部を子ども食堂に寄付

子ども食堂の畑中代表(左から2人目)に寄付金を手渡す今井組合長(左)

 【新得】新得町内の飲食店などでつくる「新得料飲店組合」(今井崇敬組合長)が、経営者の高齢化や加盟店の減少を理由に7月末で解散し、設立から70年の歴史に幕を下ろした。7月に通常総会を書面で開き、賛成多数で解散を決めた。(小野寺俊之介)

 組合は町内の飲食業者が1954年に設立。町内の居酒屋やそば店、スナック、ラーメン店が加盟し、料飲店マップの作成や忘新年会で会員店の利用を呼び掛ける「年末年始もりあげ隊」、コロナ禍の2021年には10%のプレミアム付き前売り券「しんとく未来チケット」を販売するなどの活動を続けてきた。

 近年は店主の高齢化や加盟店の減少が顕著に。最盛期には約40店加盟していたが、昨年度末時点で12店に減少していた。今井組合長は「コロナ禍以降、飲食店の在り方も大きく変わった。組合員も高齢化している」と語った。

 7日は今井組合長が町保健福祉センターなごみを訪れ、しんとく子ども食堂「もぐもぐ」(畑中京子代表)に組合の残余金のうち5万円を寄付した。

 子ども食堂もぐもぐは同センター2階の研修室で毎週第2、第4水曜日に夕食を提供している。畑中代表は「歴史ある組合に活動費を支援してもらって光栄」と感謝。今井組合長は「子どもたちのための食材費に充ててほしい。お世話になった地域のためになれば」と話した。

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作物生育順調 豆類の着莢数平年より多く 15日作況

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