迫力の大道芸に驚き、笑顔 平原まつりでフェス
帯広市西2南8の平原通や広小路などで14日に開幕した第77回おびひろ平原まつり(帯広のまつり推進委員会主催)の会場では、「とかち夏空大道芸フェスティバル2024」(実行委主催)が開催された。国内外で活躍する9組が登場し、迫力ある大道芸で来場者の驚きや笑いを誘った。
広小路2区などでジャグリングなどを披露したエクストリーム芹川さんは、大学卒業後の2016年から2年間、帯広市のホームセンターで働いていた帯広ゆかりの大道芸人。口にくわえたナイフの上にワイングラスを積み上げる芸などで観客を「おお~!」と喜ばせ、最後は観客と一緒に「十勝!エクストリーム!」と叫んだ。
家族で訪れていた緑園中2年の小松龍ノ介さん(13)は、「芸もすごかったが、『エクストリーム!』というセリフが頭に残っている」と笑顔。エクストリーム芹川さんは「帯広に帰ってこられてうれしい。お客さんのリアクションも良く、温かい町だと感じた」と顔をほころばせた。
平原まつりの大道芸は、十勝毎日新聞社などで構成された実行委が主催の恒例イベントで、04年に始まった。
実行委顧問を務める坂本和昭さん(66)は「初顔が多く、ずいぶんすごい人を集めたなという印象。天気も良く、盛り上がりも十分だった」と話していた。(菊地正人)
渡辺ひまりさん(7)=帯広豊成小1年
ハリーポッターの音楽に合わせてマジックがいっぱい出てきた。ウサギの人形が2個に増えるマジックが面白かった。
加藤葵さん(8)=帯広光南小2年
カラフルなこいのぼりがきれいだった。すごいにぎやかで、大道芸人ともハイタッチができてうれしかった。
平悠人さん(11)=帯広柏小6年
「ソランポ・ソラン」と「ものまる」を見た。どちらも迫力があって面白かった。自分にはできないことをやり、みんなを夢中にさせるところに大道芸の良さを感じる。
加藤颯士さん(19)=帯広市、アルバイト
「Syan」がバルーンでドラゴンを作っていたのが印象的。平原まつりは、大道芸人がパフォーマンスを始めるとその場ですぐに人だかりができてすごい。
山保崇さん(72)=豊頃、自営業
大道芸は初めて見て、感動した。高くまで飛んだディアボロがすごかった。名古屋から来た孫たちも喜んで見ていた。
鈴木千英子さん(55)=帯広、主婦
皿回しやジャグリングが鮮やかだった。大道芸は見たことがなく、周りの盛り上がりも相まって楽しかった。
平原まつりでフェス 迫力の大道芸