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帯大谷、打倒北海へ意欲 高校野球春季道大会

十勝支部の代表として全道大会へ出場する帯広大谷ナイン(須貝拓也撮影)

 高校野球の第63回春季道大会(道高野連など主催)は22日、札幌円山球場で開幕する。5年ぶり3度目の出場となる十勝代表の帯大谷は、23日の第3試合(午後2時開始予定)で今春の選抜大会に出場した北海(4大会連続40度目)と対戦する。北海は昨季、春季道大会、夏の南北海道大会、秋季道大会を制し、道内では負けなしだった。今季も春の札幌支部Dブロックを勝ち上がり、道内での連勝を続けている「王者」だが、帯大谷ナインは「自分たちの野球で勝ちたい」と気合十分。2017年のベスト4を上回る過去最高成績を目指す。(松村智裕)

どこからでも得点できる分厚い打線
 帯大谷は、十勝支部予選の3試合でいずれも2桁安打を放ち、大量得点を奪った。チーム打率は3割4分1厘。特に、共に左打者の2番糸瀬拓未主将(3年)、2試合で5番を務めた渡邉祥太(同)が打率6割と好調だ。9番の投手を除く、ほぼ固定の1~8番全てで打点を挙げており、どこからでも得点できる分厚い打線といえる。準決勝の帯工戦では3連続でバント安打を成功させるなど、犠打も持ち味となっている。

安定感ある投手陣
 守備では、支部予選3試合とも3投手によるリレーで零封した。2試合で先発し、最も長いイニングを投げた右腕の河尻陸(同)はもともと内野手。初戦の帯南商が公式戦初登板だったが、制球良く相手打者を抑えた。帯三条との決勝で先発した右腕の泉映甫(2年)や左腕の渡邉、エースの横手右腕・市村凪(3年)と、それぞれ特徴の異なる投手陣が相手打線を手玉に取り、四球も3試合でわずか二つと余計な走者を出さなかった。失策は3試合で二つだった。

 帯大谷は昨秋の道大会準決勝で東海大札幌に2-4で敗れ、北海の待つ決勝にはたどり着けなかった。甲子園出場を争う夏は南北海道のチームと対戦する機会がないため、「春の全道でやりたかった相手」と糸瀬主将。選手たちに気後れする思いはみじんもなく、虎視眈々(たんたん)と大物食いを狙う。

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