2人利用で1人無料 飲食など47施設で「ふたりぼっちパス」始まる
飲食店や温泉施設などの指定施設を2人以上で利用すると、1人分が無料となる「ふたりぼっちパスポート」のサービス提供が1日に始まった。十勝管内47施設が対象。路線バス乗り放題チケット「ビジット・トカチ・パス」と組み合わせた無料モニターキャンペーンも同時に初企画しており、バスとの連動効果も探る。
ふたりぼっちパスポート(以下パス)は、十勝シーニックバイウェイ・トカプチ雄大空間(野村文吾代表)の自主事業で今回5回目。参加施設数はグルメ31、ガーデン4、温泉6、アクティビティー5、グッズ1。名称にちなみ、音更町在住で、週刊少年サンデーに連載中の漫画「十勝ひとりぼっち農園」の作者、横山裕二さんが描き下ろしたイラストが目印。
1冊1400円。1施設1回利用できる(北の屋台は3店まで)。対象商品(サービス)は多くが600円以上。最高はふく井ホテル(帯広)の日帰り入浴(1500円)で、他にカフェ・ディンケルス(中札内)のチーズバーガー(1200円)など。全施設利用で約2万5000円得になるとする。
モニターキャンペーンは15日からで、管外在住者が対象。バス乗り放題チケット(1日券大人2000円)とパスを組み合わせて、飲食店や観光施設を周遊してもらう。パス対象店を2店以上回り、ウェブアンケートに協力することなどが条件で、両料金を無料とする。先着30組60人。
パスは対象施設で購入できるほか、15日からは管内の主要書店でも販売する。利用期間は11月末まで。問い合わせは専用ホームページか、事務局(帯広商工会議所、0155・67・7381)へ。(佐藤いづみ)