元J選手の曽田会長らがサッカー伝授 とかちコミッションが帯広で初イベント
十勝管内の自治体や企業などと連携しながらスポーツ振興や地域活性化を目指す団体「とかちスポーツコミッション」(曽田雄志会長)は27日、帯広畜産大学体育館で、結成後初のイベント「とかちスポーツアカデミー」を開催した。北海道コンサドーレ札幌でプレーした元Jリーグ選手の曽田会長(45)らが、サッカーを通じて子どもたちにスポーツの楽しさを伝えた。
同団体は浦幌町に昨年移住し、一般社団法人十勝うらほろ樂舎で専務理事を務める曽田会長が設立を発起。スポーツ界の第一線で活躍してきたアスリートたちを招いてイベントを開催するなどし、地域住民が体を動かす喜びを知る機会をつくる。
この日の午前中は小学1~3年生30人を対象に、曽田会長らがサッカーを教えた。児童は活動に協力する一般社団法人ちくだいKIP理事の村田浩一郎さん(43)とウオーミングアップをした後、曽田会長らとリフティングやゴールを三つ設置してのミニゲームなどを1時間半ほど行い、汗を流した。
参加した帯広緑丘小1年生の石川陽翔さん(7)は終わりに曽田会長からサインももらい、「すごく楽しかった」と満足げ。石川さんの母めぐみさん(40)は、「サッカー以外にも息子がやりたいと思う競技の運動教室があったらまた参加させたい」と話していた。
同団体は30日には元プロ選手を招いたテニス教室を開く。曽田会長は、「4月から本格的に団体の活動を始めていく。ゆくゆくは帯広市だけでなく、十勝管内19市町村でこうしたイベントが実施できたらいい」と意気込んでいた。(山田夏航)
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