インデアンが3月エスタに出店 長崎屋店は来月14日閉店
カレーショップ「インデアン」を展開する藤森商会(帯広市、藤森康容社長)は、旧長崎屋帯広店(帯広駅南ビル)のインデアン長崎屋帯広店を来年1月14日で閉店し、同3月上旬にJR帯広駅内の商業施設「エスタ帯広店」に新規出店することを決めた。藤森社長は「帯広駅は当社の飲食業発祥の場所。中心部のにぎわいに少しでも貢献したい」と話している。
帯広駅は発祥の地 中心部2店舗維持
インデアンは長崎屋帯広店が新築移転オープンした1990年からテナント出店し、33年間営業してきた。来年3月での同施設の閉館方針が出て以来、対応を検討してきた。
新たに出店するのはエスタ帯広の西館で「ラーメン紀行」がある西隣(約66平方メートル)。イートインスペースは10席ほど設け、長崎屋帯広店同様、セルフ式とする。今後、改装工事を進める。長崎屋帯広店閉店後の来月18日ごろから新店オープンまでの間は、エスタ帯広西館入り口前にインデアン冷凍カレーの臨時販売所を開設する。
同社は1899(明治32)年に材木商で創業。同社によると、開業間もない帯広駅の待合所で飲食を提供したのが飲食業の始まりという。藤森社長は「中心部ではまちなか店との2店体制を維持したかった」としている。(佐藤いづみ)