タンチョウの分布を全道調査を開始 幕別でも4羽を確認
国の特別天然記念物のタンチョウの「越冬分布調査」が5日、全道で一斉に実施された。十勝管内では十勝総合振興局の職員が巡回しながら、双眼鏡を使って畑などで羽を休めているタンチョウの数を確認した。
調査はタンチョウの越冬分布や規模などを把握するため、道が年に毎冬2回実施。今回は10振興局(45市町村)管内の計357カ所が対象で、十勝管内では12市町で調査した。幕別町札内東の畑では、この日の朝に4羽のタンチョウを確認。霜に覆われた畑で鳴き交わす姿もみられた。
絶滅が心配されているタンチョウだが、ここ数年の調査では1000羽前後が確認されている。今回の調査結果は年末から年明けにかけて公表される見通し。(藤家秀一)