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金魚描く独自の世界観 帯広美術館で深堀隆介展始まる

アクリル樹脂に金魚が描かれた作品を鑑賞する人たち

 帯広美術館(帯広市緑ケ丘2)で2日、特別展「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」が開幕した。作品の透明アクリル樹脂に描き込まれた金魚は本物そっくりで、作家独自の世界観を堪能できる。

 この日は開幕に先立って開会式があり、深堀さんや野崎弘幸美術館長らがテープカットをして開幕を祝った。

 会場には深堀さんの代表作とされる木曽ヒノキの升の中に金魚を泳がせた「金魚酒」をはじめ、初期の立体作品から最新作まで約300点が並んでいる。会場に入った人たちは、撮影可能な作品をスマートフォンで撮って楽しんでいた。

 金魚が好きで自宅でも飼っているという士幌小4年の佐々木美紅さんは「金魚が本物みたいでかわいかった」と満足そうだった。

 特別展は同美術館など主催。十勝毎日新聞社特別協力。会期は来年1月28日まで。開館時間は午前9時半~午後5時(入場は午後4時まで)。観覧料は一般1300円、大学高校生800円、中学生500円、小学生以下は無料。(藤家秀一)

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