冬の味覚、初水揚げ 十勝港毛ガニ漁
【広尾】十勝沿岸で毛ガニ漁が解禁となり、広尾町内の十勝港で25日、初水揚げされた。漁は12月にピークを迎える。
十勝の代表的な「冬の味覚」。漁期は来年1月末まで。管内3漁協(広尾、大津、大樹)合わせて18隻が操業する。
広尾町内はこの日、風が強く、沖合に出るほど海の状態が荒れたため、漁船は日の出前に早々と帰港した。
水揚げ量は100キロ台にとどまり、1キロ当たり単価は大で1万5800円、小は1万2000円だった。
広尾漁協毛がに篭(かご)漁業部会長の保志光則さんは「きょうの段階では、まだ何とも言えない。旬の味覚として楽しみにしている人も多い。少しでも多く捕れることを期待したい」と話していた。(能勢雄太郎)