羊の丸焼きに行列 畜大祭開幕 あすまで
帯広畜産大学の学園祭「第57回畜大祭」が7日、同大で始まった。大学構内で生産・製造された食べ物や、骨格標本の展示などが企画され、来場者を楽しませている。8日まで。
今年のテーマは「にゅうロード」。より畜大らしい祭りで、新たな取り組みにもチャレンジするとの意味を込め、畜大の特長である「乳」と新しい「New」をかけた。
食べ物の屋台には、学内で製造したソーセージやジャガイモなどを使ったオリジナルホットドッグや、構内の酒蔵「碧雲蔵」の酒かすを使った甘酒、ウチダザリガニのみそ汁など約20店が出店。その他、カバやクマなどの骨格標本の展示や、アカペラコンサートなど多彩な企画を用意した。
名物の羊の丸焼きには長蛇の列ができた。親子で訪れた帯広市内の主婦芳賀紀子さん(52)と心平さん(19)=同大畜産学部1年=は「羊の丸焼きは初めて。臭みもなく、柔らかくておいしい。ザリガニなどの珍しい食べ物もあり、見ていて楽しい」と話していた。
実行委員長の南部彩乃さん(21)=畜産学部3年=は「昨年から準備してきた。それぞれ特色のある出展を楽しんでほしい」とPRしている。8日は午前10時から午後5時(屋外屋台は同4時)まで。(津田恭平)