Ｅ―ＷＩＮＧ出雲が初Ｖ サッカー全国クラブチーム選手権
【決勝・Ｅ―ＷＩＮＧ出雲―ＦＣ猛獣王】後半、激しくボールを競るＥ―ＷＩＮＧの（白いユニホームの）ＭＦ白築健人
サッカーの全国クラブチーム選手権大会（日本サッカー協会、全国社会人サッカー連盟主催）の決勝が３日、帯広の森球技場で行われた。Ｅ－ＷＩＮＧ出雲（中国地域代表・島根）がＦＣ猛獣王（関西地域代表・兵庫）を１－０で破り、初優勝を果たした。（新井拓海）
白築決勝ゴール 接戦乗り越え頂点に Ｅ－ＷＩＮＧ出雲
Ｅ－ＷＩＮＧ出雲が接戦を乗り越えて栄光をつかんだ。
１回戦こそ７－０で大勝したものの、準々決勝、準決勝はいずれもＰＫ戦を制して勝ち上がった。
決勝前半は強い向かい風に主導権を握られたが、追い風になった後半２１分、ＭＦ黒崎龍樹主将がゴールに迫り、ＤＦに阻まれて転げ出た球をＭＦ白築健人が押し込んで決勝点を挙げた。
小・中・高の教員が多く、決勝直前に戦列を離脱する選手もいたが、「仲間や仕事、家族をリスペクトする」（藤原浩志監督）の思いで戦い、最高の結果につなげだ。
メンバー最年長の４２歳で、コーチも担うＧＫ福田浩也は、北海道十勝スカイアースのＭＦ高木俊輝が中学生時に所属したサンフレッチェくにびきＦＣ（出雲市）で指導していた。福田は「身体能力の差を努力で補う選手だった。これからも頑張ってほしい」と、十勝で奮闘する教え子にエールを送った。
