JR貨物 貨物鉄道フェスティバル
JR貨物北海道支社帯広貨物駅(梅田惠介駅長)は23日、市内の同駅構内で「貨物鉄道フェスティバル」を開いた。同駅を一般開放するのは初めて。開始前から会場周辺には約400人の長い行列ができたほか、普段乗ることのない貨物列車などの乗車体験が人気で、鉄道ファンや家族連れでにぎわった。
JR北海道で赤字路線の存廃が議論となっていることを受け、鉄路が物流に果たす役割をPRするために同支社が企画。機関車「DF200」の乗車体験では、先着150組が同駅内線路200メートル往復走行に添乗できるとあって、多くの人が並んだ。父親と来場した帯広市の野原論飛さん(12)=帯広明星小6年=は「運転席に乗って席のシートやハンドルなどに触れることができた。運転手気分になれて、とても楽しかった」と話していた。
その他、場内ではレザーキーホルダーの工作やスタンプラリー、同駅の歴史を伝える展示なども行われた。キッチンカー6台が出店し、ステージイベントでは帯広南商業高校の吹奏楽部・バトントワラー部による演舞などが催された。(児玉未知佳)