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東京線86%増53万人 搭乗率60%まで回復 帯広空港22年度利用

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 北海道エアポート(HAP)帯広空港事業所は、2022年度のとかち帯広空港の利用者数をまとめた。帯広-東京(羽田)線は、前年度比86%増の53万5284人、搭乗率は11・8ポイント増の60・3%で、新型コロナで過去最少に落ち込んだ20年度からは大きく回復。行動制限緩和や国の旅行支援などが追い風となり、道外からの観光客が増加した。

 22年度の東京線の利用者は、全月で前年同月を上回り、5~9月と2月が前年同月の2倍以上の伸びを見せた。また、6月以降は4万人以上で推移し、8、10月は5万人を超えた。

 航空会社別の利用者は、日本航空(JAL)が102・2%増の33万6529人、エア・ドゥが63・8%増の19万8755人。就航便数はJALが842便増の2820便、エア・ドゥが446便増の2078便。提供座席数は、JALが23万320席増の58万7044席、エア・ドゥが6万4440席増の30万816席。搭乗率は、JALが10・6ポイント増の57・3%、エア・ドゥが14・8ポイント増の66・1%だった。

Uターン客でにぎわう出発ロビー(1月3日、とかち帯広空港)

 8月に季節運航した帯広-名古屋線(JAL)やフジドリームエアラインズ(FDA)によるチャーター便などを含む空港全体の利用者数は、前年度比86・2%増の55万52人となり、3年ぶりに50万人を超え、ピーク時の80%強まで回復した。

 同事業所は「新型コロナウイルス感染拡大を受けた政府の行動制限の緩和等を受け、22年度の旅客数は前年度からの著しい回復が見られた。利用者に親しまれ、空港のにぎわい創出につながる取り組みを23年度も進めたい」としている。
(完戸雅美)

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